平成30年度 千葉医療センター 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 110 90 200 225 460 716 1530 3086 1936 278
入院患者の年齢階級別患者数の指標です。90歳以上を除き、1区分10歳毎にカウントしています。

平均年齢は68.6歳と昨年より1.2歳高くなりました。これに伴い70歳以上の患者数も61.3%とこちらもやや上昇しました。この中で最も多かったのは70歳から79歳の方です。これに対し、未成年(0~19歳)の患者様の割合は2.4%と少ない構成となっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア手術(15歳以上) 245 3.71 4.96 0 *68.58
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術 124 6.46 7.3 1.61 62.19
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍に対してベバシズマブを使用した化学療法 71 3.06 4.33 0 69.73
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 60 16.08 15.3 0 72.12
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 54 2.2 2.67 0 71.65
鼠径ヘルニア手術
鼠径ヘルニアはお腹の中にある小腸などの一部が、足の付け根(鼠径部)の筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気です。いわゆる「脱腸」です。治療としては手術が唯一の方法です。当院では年間200例以上の手術を行っています。鼠径ヘルニア外来のご案内はこちら

胆のう水腫、胆のう炎等 - 腹腔鏡下胆嚢摘出術等
胆石性胆のう炎(胆石が原因でおこる胆のう炎)に対しての治療が主です。
腹腔鏡(お腹を見る内視鏡のようなもの)を用いた胆のう摘出術は、おなかを開く手術に比べて身体への負担が軽く、比較的早期に退院できます。

直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍に対してベバシズマブを使用した化学療法
直腸がんに対してベバシズマブ(商品名:アバスチン)という薬品による化学療法治療を行った症例です。

結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 - 結腸切除術
主に大腸がんの手術を行った症例です。この手術のうちS状結腸がん48%、上行結腸がん18%、盲腸がん13%という内訳になっています。
67%を腹腔鏡下で、30%を開腹手術で行っています。

小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
主に大腸ポリープに対して内視鏡を用いて行う治療です。ポリープにはキノコのような形をした茎状のものと平べったいものとがあります。茎状のものはスネアと呼ばれる金属の輪をひっかけて締め、高周波の電流を流して焼き切るポリペクトミーと呼ばれる治療が行われます。ここでの粘膜切除術は、平べったい形をしたポリープの場合、茎がないのでスネアが掛かりにくく、ポリープをきれいに取ることが困難です。このような場合に行われる治療法です。まずポリープのある場所の粘膜の下(粘膜下層)に、生理食塩水などの液体を注入します。こうして、ポリープの部分を持ち上げてから、盛り上がった部分にポリペクトミーと同じようにスネアを掛けて、電流を流して病変を焼き切ります。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 246 2.21 2.67 0 70.18
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術等あり 104 6.96 10.08 4.81 *78.59
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 56 39.79 20.92 28.57 *83.27
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし 39 18.13 12.58 5.13 *76.03
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2 なし 26 7.58 8.52 0 76.12
小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
主に大腸ポリープに対して内視鏡を用いて行う治療です。ポリープにはキノコのような形をした茎状のものと平べったいものとがあります。茎状のものはスネアと呼ばれる金属の輪をひっかけて締め、高周波の電流を流して焼き切るポリペクトミーと呼ばれる治療が行われます。ここでの粘膜切除術は、平べったい形をしたポリープの場合、茎がないのでスネアが掛かりにくく、ポリープをきれいに取ることが困難です。このような場合に行われる治療法です。まずポリープのある場所の粘膜の下(粘膜下層)に、生理食塩水などの液体を注入します。こうして、ポリープの部分を持ち上げてから、盛り上がった部分にポリペクトミーと同じようにスネアを掛けて、電流を流して病変を焼き切ります。

胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術等あり
内視鏡的胆管ステント留置術が45% 内視鏡的乳頭拡張術が23% 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術が10% 他という内訳になっています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 1055 3 2.84 0 *75.09
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 23 3 5.39 0 *75.09
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり 片眼 12 5.08 6.16 0 *72.08
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 12 9.33 7.05 0 69.92
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 - - 9.75 - -
眼科では、手術目的の入院がほとんどを占め、その中でも圧倒的に白内障手術が多くなっています.
白内障の手術は基本的に局所麻酔で片眼ずつ行います。患者さんの状態によっては例外的に全身麻酔で両眼を行います。

硝子体疾患 手術あり
硝子体疾患に対しては、硝子体切除術、硝子体茎顕微鏡下離断術といった手術を行います。

黄斑、後極変性 - 手術あり - 処置1:あり
黄斑と後極は眼の部位です。黄斑は網膜の中心部、後極は黄斑を含むその周辺です。物がゆがんで見えたり、色が薄く見えるたりする症状に対し、手術を行います。
処置1は水晶体(光を屈曲させて網膜にぞうを結ぶはたらきをする眼の部位)を再建する手術を伴うか否かです。

網膜剥離 - 手術あり
主に裂孔原性網膜剥離をしています。網膜に穴があくことで網膜の下に目の中にある水が流れ込み、網膜を剥がしてしまいます。
剥がれた網膜を押さえる手術を行います。

※患者数が10未満の場合は、平均在院日数(全国)以外の項目にはハイフン( - )を入力することになっています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 111 9.14 10 0 70.99
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 90 3.29 3.43 0 69.3
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 37 26.43 14.58 16.22 72.89
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 あり 29 21.76 17.28 0 72.59
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 5あり 28 15.75 19.34 0 69.61
上位5症例はすべて肺の悪性腫瘍(主にがん)の患者様です。
肺の悪性腫瘍 手術なし 
 手術・処置等2 4ありー化学療法を行った患者様です。
 手術・処置等1 ありー気管支鏡検査を行った患者様です。鼻または口からは内視鏡を入れ、気道や気管支に存在する病変を観察したり、検体の採取を行います。
 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 ありー化学療法を行い、肺炎などを合併された患者様です。
 手術・処置等2 5ありーイレッサなど特定の薬品で化学療法を行った患者様です。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節置換術等 87 28.36 22.27 0 71.01
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 手術あり 60 31.62 26.3 81.67 *82.53
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 41 35.46 19.61 41.46 *79.54
070341xx99x1xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 手術・処置等2 あり 17 2 3.17 0 69.24
070341xx020xxx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 16 21.69 20.71 12.5 67.25
股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等
股関節症の主な症状は、関節の痛みと機能障害です。股関節は鼠径部(脚の付け根)にあるので、最初は立ち上がりや歩き始めに脚の付け根に痛みを感じます。患者さんの多くは女性ですが、その場合原因は発育性股関節形成不全の後遺症や股関節の形成不全といった子供の時の病気や発育障害の後遺症が主なもので股関節症全体の80%といわれています。最近は高齢社会となったため、特に明らかな原因となる病気に罹ったことが無くても年齢とともに股関節症を発症してくることがあります。

股関節大腿近位骨折 - 手術あり
転倒した際に股関節に近い方の太ももの骨を折ってしまったものです。からだの中心に近い方を近位、遠い方を遠位と言います。
6割がいわゆる骨折手術の症例、3割が人工股関節に置き換える手術の症例です。

胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) - 手術なし
ほとんどが腰椎の圧迫骨折の患者様の症例です。高齢者の方が尻もちをついて転んだ際に骨折されることが多いです。骨粗鬆症に起因する場合が多く見れらます。
この症例の患者様の場合は、ひとりひとりのサイズを計測してコルセットを作成、装着し安静にする保存的治療です。

脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)手術・処置等2 あり
主に頚椎症性脊髄症の患者様に脊髄造影検査(ミエログラフィー)を行った症例です。現在の病態把握や今後の治療方針を決定するために必要な検査です。
頚椎症性脊髄症は、ボタンのはめ外し、お箸の使用、字を書くことなどが不器用になったり、歩行で脚がもつれるような感じや階段で手すりを持つようになったりという症状が出ます。手足のしびれも出てきます。加齢変化による頚椎症(椎間板の膨隆・骨のとげの形成)の変化によって、頚椎の脊柱管(骨の孔)の中にある脊髄が圧迫されて症状が出ます。

脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)
前記脊髄造影検査の結果手術を行った場合の症例です。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病 なし 98 2.1 2.67 0 *70.49
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術あり 41 9 10.08 4.88 74.66
060050xx0300xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として)等  14 7.86 8.22 0 74.29
060280xxxxxxxx アルコール性肝障害 12 17 15.01 0 61
060100xx01xx1x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病 あり 10 3.6 3.94 0 73.2
小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
主に大腸ポリープに対して内視鏡を用いて行う治療です。ポリープにはキノコのような形をした茎状のものと平べったいものとがあります。茎状のものはスネアと呼ばれる金属の輪をひっかけて締め、高周波の電流を流して焼き切るポリペクトミーと呼ばれる治療が行われます。ここでの粘膜切除術は、平べったい形をしたポリープの場合、茎がないのでスネアが掛かりにくく、ポリープをきれいに取ることが困難です。このような場合に行われる治療法です。まずポリープのある場所の粘膜の下(粘膜下層)に、生理食塩水などの液体を注入します。こうして、ポリープの部分を持ち上げてから、盛り上がった部分にポリペクトミーと同じようにスネアを掛けて、電流を流して病変を焼き切ります。

胆管結石など胆道疾患の内視鏡治療、肝硬変に伴う肝癌や静脈瘤の治療での入院に加え、救急患者を積極的に受け入れており、比較的症状の重いウィルス性腸炎や消化管出血での入院も多くみられます。

胆管(肝内外)結石、胆管炎 - 手術あり
当院では主に内視鏡的胆道ステント留置術を行っています。
その他に、内視鏡的乳頭切開術、バルーン拡張術、内視鏡的胆道結石除去術、胆道採石術などを行います。

肝・肝内の悪性腫瘍 - 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法等
腫瘍に針を刺しラジオ波を流すことで、腫瘍を壊死させる方法です。
当院では、腫瘍の範囲が2cm以内と比較的早期の方に対して行うことが多いです。

##アルコール性肝障害
アルコールを過剰摂取し続けて、肝臓に肝硬変等の病気がおきるものです。

小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病 あり
冒頭の大腸ポリープに対する粘膜切除術と同様ですが、持病に不整脈や心不全をお持ちの患者様です。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術・処置等1 あり 62 2.08 2.53 0 71.76
110070xx02020x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 41 7.27 7.4 2.44 *75.22
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 32 7.5 7.2 0 *74.09
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 手術なし 22 6.59 9.02 0 72.68
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 17 9.41 8.65 0 72.29
膀胱癌、腎(尿管)癌等悪性腫瘍の手術例が多いのが特徴です。膀胱癌も手術適応がある方には積極的に外科治療を行っています。
前立腺肥大症や尿路結石症の良性疾患は、保存的治療を第一に選択しますが、改善不十分な方には外科的治療を行っています。

前立腺の悪性腫瘍 手術・処置等1 あり
前立腺がんの診断に必要な前立腺針生検法という検査を行った症例です。麻酔が必要なため2-3日の入院が必要です。

膀胱腫瘍
主に膀胱がんの症例です。

膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 2あり
  尿道に内視鏡を入れ膀胱の腫瘍を切除する手術です。「手術・処置等2 2あり」は化学療法も行った症例です。

男性生殖器疾患 手術なし
急性細菌性前立腺炎が大半を占めた症例です。

前立腺肥大症等 - 経尿道的前立腺手術
前立腺は男性にのみある臓器で、膀胱の下にあり尿道を取り囲んでいます。尿道から内視鏡を入れて、肥大した前立腺を切除する手術を行います。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 57 10.04 9.87 0 44.14
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 41 12.59 8.86 0 75.2
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 40 6.13 6.28 0 43.83
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 開腹によるもの等 17 13.12 10.16 0 58.12
120100xx01xx0x 子宮内膜症 子宮全摘術等 17 10.24 7.54 0 44.24
子宮の良性腫瘍 - 子宮全摘術等
婦人科疾患では頻度の最も多い子宮の良性腫瘍の手術を中心に行っています。

生殖器脱出症 - 手術あり
高齢者に多い特徴があります。

卵巣の良性腫瘍 - 卵巣部分切除術
卵巣のう腫に対する手術が最も多いです。
卵巣のう腫の部分切除(卵巣の正常部分を残す)を行っています。
1:開腹によるもの等
比較的年齢層が高い方に行っています。

2:腹腔鏡によるもの等
比較的年齢層が低い方に行っています。

子宮内膜症 子宮全摘術等
チョコレートのう胞の症例と子宮腺筋症の症例です。
 チョコレートのう胞
  子宮内膜症は子宮内膜が子宮以外の場所で発育・増殖する病気で、月経のある女性の約10%にみられます。
  子宮内膜症が卵巣に発生すると、卵巣チョコレート嚢胞といわれる腫瘤をつくります。子宮附属器腫瘍摘出術を行っています。
 子宮腺筋症
  本来子宮の内側(内腔)に位置する子宮内膜に類似した組織が子宮筋のなかにできる病気です。
  子宮内膜症も子宮内膜が違う場所にできる病気ですが、子宮筋以外の場所にできるものを指します。 子宮全摘術を行っています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 25 9.36 7.04 0 59.88
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 22 7.18 5.1 0 64.95
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 19 9.47 7.37 0 59.05
110280xx97x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 その他の手術あり 18 10.33 16.27 0 34.67
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 15 5.73 5.43 0 39.8
頭頸部の腫瘍、炎症、外傷、機能障害を対象とした治療を行っています。

慢性副鼻腔炎
副鼻腔とは鼻腔に隣接した骨内に作られた空洞のことです。慢性副鼻腔炎は、膿が溜まることから蓄膿症とも呼ばれています。
主に鼻腔や副鼻腔に内視鏡を入れて行う手術で治療しています。

前庭機能障害 手術なし
主にめまいやメニエール病の症例です。

耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 - 手術あり
耳下腺の良性腫瘍および喉頭の腫瘍に対して行った手術です。喉頭とは『のどぼとけ』のところにあります。
耳下腺の腫瘍において、術前に正確な質的診断(画像診断による検査で、病的な変化が起きている部分の状態を調べること)を行い、美容と機能を念頭に置いた手術を行っています。

慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 その他の手術あり
IgA腎症の患者様に対し口蓋扁桃手術を行った症例です。
IgA腎症は、小学校高学年以後に多く発症する慢性糸球体腎炎の中で最も頻度の高い病気です。 血尿と蛋白尿が続き学校検尿で発見されることが多いですが、真っ赤な尿(肉眼的血尿)で気づかれることもあります。

扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 - 手術なし
のどの奥の左右両側にある部位に炎症を起こしていたり、膿が溜まっている状態です。
炎症を抑える薬や抗生物質など対症療法を行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 122 2.94 3.01 0.82 70.63
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 45 6.31 4.47 0 69.16
050130xx99000x 心不全 手術なし 18 20.94 17.66 11.11 *78.83
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 11 11.27 11.01 0 72
050050xx99000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 6.94 - -
循環器内科には虚血性心疾患(狭心症や急性冠症候群)、うっ血性心不全、心臓弁膜症、不整脈等で入院されます。その中では、虚血性心疾患が最多であり、うっ血性心不全の原因としても重要な疾患であり、当院でも虚血性心疾患の診断と治療に重点が置かれています。

狭心症、慢性虚血性心疾患
当院では主に、労作性狭心症の方の検査や治療を行っています。
労作性狭心症とは、階段を上る、重い荷物を持ち上げるといった動作時に、胸が締め付けられるように痛む病気です。

- 手術・処置等1 1あり
心臓カテーテル検査を行うための検査入院です。血管にカテーテルを入れて、心臓の機能を調べます。

- 手術・処置等1:なし,①、②あり
治療のために心臓の冠動脈の狭くなったところにステント(医療機器)と呼ばれる管を入れるものです。

心不全 - 手術なし
心臓の機能が低下して、体に十分な血液を送り出せなくなった状態です。
当院では入院時に心臓の病気や高血圧を持っている方が多いです。

徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり
ペースメーカーの必要な患者様に埋め込みおよび交換を行った症例です。

※患者数が10未満の場合は、平均在院日数(全国)以外の項目にはハイフン( - )を入力することになっています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 83 20.25 11.87 1.2 69.48
040200xx99x00x 気胸 手術なし 39 9.72 8.98 0 *42.21
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 26 10.35 10.08 0 25.85
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 24 3.71 3.43 0 76.17
040030xx01xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 肺切除術 気管支形成を伴う肺切除等 - - 9.29 - -
肺の悪性腫瘍と気胸の治療件数が多いのが特徴です。
肺の悪性腫瘍では高齢で持病のある方も多いですが、地域がん診療連携拠点病院の専門性と総合病院の機能により安全に配慮した診療を行っております。


肺の悪性腫瘍

- 手術あり
主に胸腔鏡(胸の中を見る内視鏡のようなもの)を用いた身体への負担の少ない手術を行っています。

- 手術なし - 処置1:あり
肺がんが疑われる方に対し、肺の組織の一部をとって検査をします。
当院では主に経気管肺生検法という、気管から肺の組織検体を採取する方法を取っています。

気胸
肺から空気が漏れてしまい、胸腔と呼ばれる肺を納めている空間に溜まっている状態です。肺を圧迫し肺が膨らまず、呼吸が苦しくなります。

- 肺切除術等
自然に穴が塞がらない場合などに、胸腔鏡を用いて肺の一部を切除します。

- 手術なし
胸腔内にドレーンチューブ(医療機器)と呼ばれる管を入れて、胸腔内に貯まった空気を外に出して、肺が膨らむようにします。

※患者数が10未満の場合は、平均在院日数(全国)以外の項目にはハイフン( - )を入力することになっています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 19 8.47 9.69 0 *74.53
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 10 27.8 18.72 70 66
010230xx99x00x てんかん 手術なし 10 13.1 7.28 20 62.9
010060x2990200 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 3、4又は5 - - 19.81 - -
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 - - 16.16 - -
脳腫瘍、くも膜下出血、脳出血、脳梗塞、頭部外傷等、脳神経外科疾患全般にわたり診療を行っています。また、リハビリテーション科と連携し患者さんの社会復帰のお手伝いをさせて頂いております。

頭蓋・頭蓋内損傷
頭に物理的な衝撃を受け、頭の内部や外部に損傷を負った状態です。

- その他の手術あり
頭蓋骨の内側で脳を覆っている硬膜と脳の間に、溜まった血(血腫)を取り除く手術をしています。

非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS*10未満)
主に脳内出血を起こしている方が入院しています。また、高血圧である方がほとんどです。
投薬による治療をしています。

てんかん 手術なし
主に投薬による治療を行います。

*JCSとはジャパン・コーマ・スケール(Japan Coma Scale)の略です。
意識障害患者の意識レベルを評価する指標の一つで、JCS10未満とは『普通の呼びかけで開眼する』状態です。

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乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 68 12.97 10.59 0 *66.71
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 42 7.29 6.23 0 63.19
090010xx99x8xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 8あり 20 3.7 5.34 0 46.15
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 15 3.6 4.28 0 60.67
070040xx99x4xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 手術なし 手術・処置等2 4あり - - 16.89 - -
乳房の悪性腫瘍

- 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))
乳房切除術のうち、胸筋切除を伴うものが約半数を占めています。また腋窩リンパ節郭清を伴うものが35%です。

- 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)
   腋窩リンパ節郭清を伴わない手術です。

- 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 8あり
   抗がん剤ペルツズマブを用いた化学療法です。

- 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり
   抗がん剤ゲムシタビン塩酸塩を用いた化学療法です。

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心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 24 11.75 12.01 4.17 *78.79
050163xx02x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等2 1あり 10 29.9 20.61 0 69.4
050163xx01x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし - - 28.31 - -
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 17.66 - -
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 5.5 - -
大動脈瘤治療に対しては、腹部・胸部とも患者様の状態に合わせステントグラフト等低侵襲な治療が主を占めております。
末梢血管病変においても、低侵襲(身体へのダメージが小さい)となる治療を主として施行しております。
弁膜症に対してはできるだけ形成術を基本としております。
冠動脈手術に対しましても拍動下のバイパス手術を行っております。

非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術
主に腹部大動脈瘤の手術を行っています。腹部にある大動脈にこぶができる病気です。放置しておくとだんだん大きくなり破裂する危険があります。
ステントグラフト内挿術とは、人工血管(グラフト)に針金状の金属を編んだ金網(ステント)をカテーテルを用いて血管内に入れ、患部の血管を補強するとともに動脈瘤の部分に血液が流れないようにする手術です。

非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む)腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの) 手術・処置等2 1あり
前記の症例に対して動脈瘤を切除し人工血管に置き換える手術です。

※患者数が10未満の場合は、平均在院日数(全国)以外の項目にはハイフン( - )を入力することになっています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし - - 20.92 - -
010080xx99x001 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 15歳以上 - - 12.09 - -
010060x2990200 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2 2あり 発症前Rankin Scale 3、4又は5 - - 19.81 - -
010230xx99x00x てんかん 手術なし - - 7.28 - -
160610xx99xxxx 四肢筋腱損傷 手術なし - - 13.02 - -
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小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
100380xxxxxxxx 体液量減少症 17 2.53 9.12 0 4.59
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 16 4.75 6.17 6.25 0
040100xxxxx00x 喘息 13 6.15 6.62 0 3.69
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし 13 5.85 6.19 0 1.62
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2 なし - - 11.32 - -
小児科では以前より、肺炎、気管支炎、気管支喘息、胃腸炎、脱水症での入院が多く、その他では、扁桃炎、ケトン性低血糖症、伝染性単核球症、IgA血管炎などがあります。
また、院内出生の新生児の呼吸障害、黄疸、嘔吐などでの入院もあります。

体液量減少症
いわゆる脱水症です。インフルエンザや胃腸炎により体の水分が少なくなり入院されることが多いです。
吐き気が強いと口から水分を摂るのが困難なため、点滴で治療しています。

妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害
主に新生児黄疸による入院です。
保育器で温度・湿度・酸素濃度の管理を行いながら、治療をしています。

喘息
喘息の発作のために入院されることが多いです。
投薬治療や酸素吸入による治療を行います。

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皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
080010xxxx0xxx 膿皮症 25 11 12.51 0 *64.16
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 10 16.4 10.65 0 67
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし - - 4.05 - -
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし - - 8.16 - -
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 - - 8.98 - -
急性膿皮症
膿皮症とは細菌感染で皮膚の化膿したものをいい、下肢の蜂窩織炎(蜂巣炎)で入院される方が多くを占めています。再発することもあり注意が必要です。
抗生物質などの投薬で治療をしています。

薬疹、中毒疹
薬を飲んだり特定の物質に接触することにより起きる発疹のことです。
原因となっ薬や物質を特定し治療を行います。

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形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 28 5.46 4.05 0 50.86
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 11 6 8.16 0 76.36
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし - - 5.59 - -
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし - - 3.15 - -
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり - - 3.2 - -
皮膚・皮下良性腫瘍の手術目的で入院される患者さんが大半を占めています。その他、眼瞼下垂は主に加齢性の下垂の手術を行っております。

皮膚の良性新生物 - 皮膚、皮下腫瘍摘出術
主に脂肪腫(脂肪でできた良性腫瘍)や皮膚良性腫瘍の摘出を行っています。
露出部とありますが、露出部以外も対象です。露出部とは、頭、首、肘から手の指先まで、膝から足の指先までの箇所を言います。

皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等
主に基底細胞がんとボーエン病に対する手術症例です。
 基底細胞がんは皮膚がんの一種で、表皮の最下層である基底層や毛包などを構成する細胞から発生するがんです。多くは高齢者に発生し、7割以上が顔面、特に顔の中心寄り(鼻やまぶたなど)に発生します。放置すると局所で周囲の組織を破壊しながら進行することがありますが、転移をすることは非常にまれです。
 ボーエン病は発生頻度が高く、放置すると有棘細胞がんへと変化する場合があります。日本人では約80%が胸、腹、背、上腕、太ももなどの日光にあたらない部位に発生し、がんこな湿疹と間違われることもしばしばあります。

※患者数が10未満の場合は、平均在院日数(全国)以外の項目にはハイフン( - )を入力することになっています。
精神科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 7.28 - -
170040xxxxxxxx 気分[感情]障害 - - 19.54 - -
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 20.92 - -
050140xx99x00x 高血圧性疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 8.8 - -
060300xx99x00x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 12.15 - -
※患者数が10未満の場合は、平均在院日数(全国)以外の項目にはハイフン( - )を入力することになっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 74 11 33 54 10 63 1 8,7
大腸癌 66 28 63 52 31 152 1 8,7
乳癌 39 49 18 - - 31 1 8,7
肺癌 65 15 47 187 77 142 1 8,7
肝癌 - 14 - - 15 79 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
①集計期間に退院した患者さんを対象にしています。延べ患者数の為、1人でも場合によっては複数回(入院回数)のカウントとなっています。
②10症例に満たない場合は、ハイフン(-)で表記しています。
③国際基準であるUICC(国際対がん連合監修)に基づいて進行度をStage別に分類したものです。進行度のStage分類は、腫瘍の大きさや広がり、リンパ節転移の有無とその範囲、遠隔転移の有無によって決定します。
④「初発」は癌と判明して最初に計画された治療の為の入院がすべて含まれます。「再発」は初回治療終了後や、再発・転移をきたしたものです。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 85 18.04 *77.92
重症 28 22.11 *81.75
超重症 - - -
不明 - - -
日常生活をしていた人が発症した肺炎(市中肺炎)の重症度を見た指標です。
入院中に発症した肺炎(院内肺炎)を別にし、市中肺炎の入院患者数等を見ました。
当院では、中等度の方が最も多く、平均年齢は78.0歳でした。

市中肺炎(通常の日常生活をおくっていた人に発症した肺炎)の治療については、軽症例では外来にて通院治療を行うことが多く、中等症以上は原則的として入院にて治療を行なっています。重症や超重症例は80歳以上の高齢者に多い傾向があり、在院日数も長くなります。(重症度分類はA-DROPによる)

A-DROPとは
A(Age:年齢)…男性70歳以上、女性75歳以上
D(Dehydration:脱水)…BUN(尿素窒素)21mg/㎗以上、または脱水あり
R(Respiration:呼吸)…SpO2(酸素飽和度)90%以下(PaO2:動脈血酸素分圧60Torr以下)
O(Orientation:見当識)…意識障害あり
P(Pressure:血圧)…収縮期血圧90mmHg以下

当てはまる項目数が重症度の点数となり、軽症:0点、中等度:1点か2点、重症:3点(ショックがある場合は、1項目しかあてはまらなくても重症とします)、超重症:4点か5点
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 98 32.8 *76.17 41.28
その他 11 39.64 72.64 5.5
Ⅰ 定義
①集計期間に退院した患者さんのうち、医療資源を最も投入した傷病名が、『脳梗塞(国際疾病分類(ICD10)において、I63.0~I63.9に該当するものに限る)』が対象です。
  ※ICD10とは、死亡や疾病のデータの体系的な分析・解釈および比較を行うためにWHO(世界保健機関)により1990年に採択された国際基準です。
②「転院」については、退院先が「他の医療機関への転院(入院)」の患者をカウントしています。
 【転院患者数/本指標のICD10別患者数】を転院率としています。

Ⅱ 解説
発症から3日以内に治療を開始した症例は98件(88.2%)です。迅速に治療を開始することで早期離床に繋がり、リハビリテーションを開始することが出来ます。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズ挿入・その他) 等 1081 1.02 1 0 *75.05
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) 31 1.29 8 0 68.58
K279 硝子体切除術 - - - - -
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) - - - - -
K281 増殖性硝子体網膜症手術 - - - - -
白内障
最新の手術機械を使用し手術を行なっております。年間の手術件数は1,000件以上行なっております。2泊3日の入院を基本としています。

網膜硝子体手術
網膜剥離、糖尿病網膜症、黄斑部疾患に対し手術を行ないます。

※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 138 1.72 4.74 1.45 63.03
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 等 123 0.35 1.98 0 *72.94
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 121 1.06 1.79 0 *63.77
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 等 65 0.29 1.12 0 72.43
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 45 4.13 9.58 0 70.71
最も手術症例数の多い腹腔鏡下胆嚢摘出術は、前の年度と比較し130症例から138症例と7症例増加しました。ヘルニア手術については、106症例から123症例と17症例増加しました。腹腔鏡を用いたヘルニア手術については、114症例から121症例と7症例増加しました。
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 等 248 0.08 1.15 0 70.71
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 等 81 1.79 8.51 3.7 *77.43
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 等 33 1.03 8.76 3.03 *77.06
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 等 26 0.96 4.81 0 76.38
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 26 1.04 5.31 0 *75.46
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術については、前の年度症例数137症例から248症例と111症例増加しました。内視鏡的胆道ステント留置術については、前の年度の56症例から81症例と25症例増加しました。内視鏡的乳頭切開術については、前の年度の22症例から33症例と11症例増加しました。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0821 人工関節置換術(股) 等 101 3.4 25.17 1.98 70.86
K0461 骨折観血的手術(大腿) 42 4.29 28 78.57 *83.38
K0811 人工骨頭挿入術(股) 等 20 7.15 25.65 85 *81.85
K1426 脊椎固定術・椎弓切除術・椎弓形成術(椎弓形成) 等 19 5.58 15.58 10.53 66.47
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 19 3.26 21.47 5.26 61.32
人工関節置換が必要になる場合がある関節疾患について解説します。
1.変形性股関節症
太ももの付け根の関節を股関節といいます。関節の軟骨がすり減ってしまい、骨がぶつかることで痛みが出現します。痛みで歩行が困難になる病気です。
2.変形性膝関節症
膝の太ももの骨と脛の骨が合わさる部分の関節の病気です。日本人の多くが関節の内側がすり減りやすく、骨がぶつかりあうことで痛みが出現します。膝に炎症がおこると膝が腫れて水がたまることがあります。

外傷骨折について解説します。
四肢外傷の骨折を中心とした手術をおこなっています。高齢者が転倒した際に見られる骨折の代表的なものに大腿骨頸部骨折や手関節骨折があります。高齢化にともないこれらの骨折が増加しています。また、交通外傷による骨折も救急受け入れを行っています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K877 子宮全摘術 53 2.87 7.87 0 46.32
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側,腹腔鏡) 等 48 1.33 3.9 0 44.38
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側,開腹) 23 4.13 8.74 0 55.61
K802-21 膀胱脱手術(メッシュを使用するもの) 18 3.89 8.67 0 74
K861 子宮内膜掻爬術 13 0.38 1.31 0 48.08
上記手術が行われた主な疾患は以下の通りです。
子宮全摘術:子宮筋腫
子宮附属器腫瘍摘出術:卵巣嚢腫、チョコレートのう胞
膀胱脱手術(メッシュを使用するもの):子宮脱、膀胱瘤
子宮内膜掻爬術:子宮内膜増殖症

消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 等 94 0.1 1.09 0 *70.55
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 等 39 1.15 10.79 2.56 *77.69
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル以上 等 16 0.38 1.31 0 72.25
K6871 内視鏡的乳頭切開術のみ 等 13 0.85 9 0 77.23
K697-31ロ 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として) 2センチメートル以内のもの その他のもの 等 11 1 5.55 0 74.45
手術件数の一番多い大腸ポリープ切除は、1泊2日の入院を基本に治療を行います
内視鏡的胆道ステント留置術は、急性胆管炎や閉塞性黄疸の患者様に行われます。
内視鏡的乳頭切開術は胆管炎や胆管結石などの患者様に行われます。
肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法は肝がんの患者様に行われます。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術・電解質溶液利用) 等 73 1.51 4.89 1.37 *74.9
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術(片側) 等 23 1.22 4 0 67.96
K8411 経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの 17 1.76 6.65 0 72.29
K773 腎(尿管)悪性腫瘍手術 11 3.64 18.09 0 72.82
K830 精巣摘出術 10 1.8 4.1 0 75.5
上記手術が行われた主な疾患は以下の通りです。
膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術・電解質溶液利用):膀胱がん
経尿道的尿管ステント留置術(片側):急性腎盂腎炎、水腎症
経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの:前立腺肥大症
腎(尿管)悪性腫瘍手術:腎がん
精巣摘出術:前立腺癌
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 44 1.68 7.32 0 27.61
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 13 1.85 7.31 0 56.92
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(浅葉) 12 1.92 8.75 0 60.17
K4611 甲状腺腫摘出術(片葉) 等 10 1.9 7.7 0 54.4
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) 等 10 1.8 9.3 0 57.9
上記手術が行われた主な疾患は以下の通りです。
口蓋扁桃手術(摘出):扁桃炎、IgA腎症
内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術):慢性副鼻腔炎
甲状腺腫摘出術(片葉) 等:甲状腺良性腫瘍
甲状腺悪性腫瘍手術(切除):甲状腺がん


呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える 等 66 5.08 14.2 0 68.92
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 等 27 4.96 4.59 0 27.33
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 15 4.27 11.93 0 73.27
K5132 胸腔鏡下肺切除術(その他のもの) 等 10 4.7 12.8 0 69.5
K5041 縦隔悪性腫瘍手術(単純摘出) 等 - - - - -
上記手術が行われた主な疾患は以下の通りです。
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える):肺がん
胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除):自然気胸
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除):肺がん
胸腔鏡下肺切除術(その他のもの):肺良性腫瘍
縦隔悪性腫瘍手術(単純摘出):胸腺がん、胸腺腫

※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。



乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術 腋窩部郭清伴わない 42 2.24 4.05 0 63.19
K4766 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除併施有り) 等 32 2.41 10.97 0 *66.78
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術 腋窩部郭清伴わない) 等 23 2.39 6.96 0 68.22
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術 内視鏡下含む) - - - - -
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除併施しない) - - - - -
手術形式として乳房に関しては乳房全摘出術及び乳房部分切除術の2つの方法がありますが、CTやMRI等の画像診断による乳がんの伸展範囲や発生部位、個数に応じた術式に関するアドバイスをしつつ、患者さんの意向を最優先として決定していきます。
また、腋窩(えきか:腋の下)リンパ節に対しては既に標準治療となってきたセンチネルリンパ節生検も積極的に取り入れており、術後の腕の浮腫みや痺れ、挙上障害等の合併症・後遺症のリスクは以前の手術に比べてかなり減少してきております。

※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5612ロ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 等 21 3 10.9 9.52 *78.9
K5606 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの) 等 10 3.6 25.3 0 69.4
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 等 - - - - -
K616 四肢の血管拡張術 等 - - - - -
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの) 2吻合以上のもの - - - - -
上記手術が行われた主な疾患は以下の通りです。
ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈:腹部大動脈瘤
大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの):腹部大動脈瘤
血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈:下肢閉塞性動脈硬化症
四肢の血管拡張術:下肢閉塞性動脈硬化症
冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの) 2吻合以上のもの:労作性狭心症

※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 等 11 0 5 0 76.36
K0053 皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4㎝以上) 等 - - - - -
K0062 皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上6㎝未満 等 - - - - -
K0063 皮膚皮下腫瘍摘出術(露出部以外)長径6cm以上12cm未満 等 - - - - -
K0051 皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝未満) 等 - - - - -
上記手術が行われた主な疾患は以下の通りです。
皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除):基底細胞がん
皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4㎝以上):脂肪種
皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上6㎝未満):皮膚良性腫瘍、脂肪種
皮膚皮下腫瘍摘出術(露出部以外)長径6cm以上12cm未満:脂肪種
皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝未満):脂肪種

露出部とは、頭、首、肘から手の指先まで、膝から足の指先までの箇所、非露出部とは前記以外のいわゆる服にかくれた部分です。

※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 等 42 2.9 4.38 0 69.26
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) - - - - -
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - -
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) - - - - -
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) - - - - -
上記手術が行われた主な疾患は以下の通りです。
経皮的冠動脈ステント留置術(その他):労作性狭心症
経皮的冠動脈形成術(その他):労作性狭心症
経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症):不安定狭心症

ペースメーカーについて
一分間の脈拍数が40を切る(徐脈)ような状態になると、体を動かしたとき激しい息切れが起こったり、脳に十分な血液を送れなくなるため意識がもうろうとしたり、意識を一時失ったりすることがあります。そうした徐脈の治療には、ペースメーカーが効果を発揮します。当院では房室ブロックや洞不全症候群といった疾患での徐脈の患者様にペースメーカーの植え込みを行っています。またペースメーカーの電池交換も行っております。

※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 等 21 1.57 7.95 0 *76.67
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) - - - - -
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 等 - - - - -
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - -
K178-4 経皮的脳血栓回収術 - - - - -
上記手術が行われた主な疾患は以下の通りです。
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 :外傷性慢性硬膜下血腫
頭蓋内腫瘍摘出術(その他):転移性脳腫瘍
脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所):未破裂脳動脈瘤、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血
経皮的脳血栓回収術:心原性脳塞栓症

※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 等 - - - - -
K0062 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上6㎝未満 等 - - - - -
K0063 皮膚皮下腫瘍摘出術(露出部以外)長径6cm以上12cm未満 - - - - -
K0061 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝未満) - - - - -
K0052 皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上4㎝未満) - - - - -
上記手術が行われた主な疾患は以下の通りです。
皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除):基底細胞癌、ボーエン病
皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上6㎝未満):脂肪種、皮膚良性腫瘍
皮膚皮下腫瘍摘出術(露出部以外)長径6cm以上12cm未満:脂肪種、粉瘤
皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝未満):脂漏性角化症
皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上4㎝未満):アテローム

※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 等 - - - - -
K6181 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢) - - - - -
K2762 網膜光凝固術(その他特殊なもの) - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
K682-3 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD) - - - - -
※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。
脳神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K386 気管切開術 - - - - -
K6181 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢) - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - -
- - - - - - -
※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。
精神科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0731 関節内骨折観血的手術(膝) - - - - -
K821 尿道狭窄内視鏡手術 - - - - -
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) - - - - -
K0461 骨折観血的手術(大腿) - - - - -
- - - - - - -
※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 等 - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 13 0.15
異なる 33 0.38
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 11 0.13
異なる - -
入院中は、免疫力が低下している場合もあり、ウイルスや細菌による発症や新たに合併症を発症する場合があります。
これらの発症率を抑えることで医療の質を高めています。

「入院契機」とは、入院のきっかけとなった傷病です。
「同一」とは、入院のきっかけとなった傷病名と同じということです。
「異なる」とは、きっかけとなった傷病名とは別に発症したということです。

入院の合併症として代表的な、会計上使用するDPC分類から4つを集計。
なお、「180040手術・処置等の合併症」は、国際的な疾病等の分類(ICD-10分類)の表現を用いた分類表現であり、 主病名の治療よりも入院中に他の合併症の医療資源が優先された分類です。

※1年間の患者数が10人に満たなかったものは、公表条件に従い『-(ハイフン)』での表示をしています。
更新履歴
2019/9/18
平成30年度の病院指標作成