千葉医療センターは、9病棟とICU、手術室、外来からの成り立っており、協力し合いながら看護を行うことでチームワークよく、緊張感の中にも楽しい雰囲気で看護に励むことができる環境。看護師は、幅広い知識と技術を学ぶことができます。つねに正しい知識・技術・態度を備え、基礎・土台を組み、その上で自分の五感を働かせ、患者さんの安全・安楽を考え、目配り・気配りが行きと届いた医療・看護を提供しています。
施設見学・インターンシップのご案内
看護の特徴、看護単位紹介
千葉医療センターの看護の特徴、看護単位について、ご紹介いたします。
8階 緩和ケア病棟
がん末期で残された時間に限りのある方に穏やかに過ごす時間を提供させていただく病棟です。大切な時間をその人らしく過ごしていただくために、身体のつらさ、心のつらさ、ご家族の不安などに寄り添いながら、一緒に考え支援させていただきます。また病棟での生活の中でも季節を感じ、心和む時間が持てるようにサポートいたします。当院にご入院中の方の転棟や他院からの転院、在宅療養中で既に登録されている方の受け入れをしています。 入院には事前に面談をさせていただき、判定会議を経て、登録していただく必要があります。緩和ケア病棟に入院を希望される場合は、お問い合わせください。
6西病棟
消化器内科、血液内科が主体ですが、他にも幅広く内科的治療の患者さんの受け入れをしています。疾患では、悪性腫瘍がもっとも多く、胆石性胆管炎なども増加しています。 急性期から終末期まで幅広い病期に対しての看護支援をしています。検査、診断、治療等での内視鏡、ドレナージ処置には安全に配慮し、迅速な対応を心がけており、化学療法では、がん化学療法認定看護師の研修を受けた看護師が治療に携わり、正しく知識をもった看護師が対応しています。 入院後は、入院前の生活状況を確認し、必要と思われる在宅調整を提案し、不安なく住み慣れた療養場所へ戻れるよう支援しています。また、長期入院の可能性があれば療養先の相談などもMSWと協力して支援しています。 病棟全体で身体的、精神的な辛さも軽減できるよう、患者さん・ご家族の思いに寄り添う看護を目指しています。
6東病棟
消化器(食道・胃・肝臓・胆嚢・膵臓・大腸など)疾患、泌尿器科疾患の手術や化学療法、放射線療法を受ける方を多く受け入れています。快適な療養生活を送っていただけるよう、患者さんとご家族の気持ちに寄り添い、安全・安楽な医療・看護を提供することを目指しています。
5西病棟
5階西病棟は、脳神経外科・呼吸器内科・糖尿病代謝内科・眼科の混合病棟です。 脳血管疾患の急性期をはじめ、肺疾患における化学療法、糖尿病患者の教育入院、クリティカルパスを用いた白内障の手術を行っています。 さまざまな疾患の看護をしていますが常に患者さんの安全安楽を考え看護提供しています。 多忙さの中でも患者さんの立場になり、その患者さんにとって「最善の看護とは」を常に考えながら看護提供できるように病棟一丸となって頑張っています。
5東病棟
5東病棟は、呼吸器内科、呼吸器外科、循環器内科、心臓血管外科の混合病棟です。クリティカルパスを用いた手術や治療・検査入院の患者が多くを占めます。患者にとって分かりやすい医療の提供を目指し、外来から入院まで継続した看護を提供できるような体制づくりにも力を入れています。また、終末期の患者も多く、緩和ケアチームとの連携や、ACPカンファレンスの開催、緩和ケア病棟との合同デスカンファレンスでの看護の振り返りなどにも力を入れています。患者さんの思いに寄り添い、その人らしく生活ができるような看護の提供をおこなっています。
4西病棟
4階西病棟は、整形外科,頭頸部耳鼻科,耳鼻咽喉科,脳神経内科,形成外科,歯科口腔外科,の混合病棟です。変形性関節症や各種骨折などの手術が入院患者の半数を占めており、周術期看護が中心となります。また、入院に伴いADLが低下しやすい疾患の患者さんが多く、その方にあった退院支援を進めることが出来るように、各種地域連携パスを活用し地域連携室と協力しながら退院に向けた関わりを持っています。
4東病棟
4東病棟は、産婦人科、乳腺外科、眼科を当該科とする女性を対象とした混合病棟です。産科は、安全で安心な出産が行えるよう、また母児とそのご家族が、児の健康や健やかな成長を育めるように、妊娠期から産褥期に至るまでの継続支援、育児支援を行っています。婦人科は、周手術期の患者さんが多くを占めており、抗がん剤治療・放射線治療・終末期の看護も行っています。乳腺外科では、乳がんに罹患し不安を抱えている患者さんに対し、乳がん看護認定看護師を中心に、病棟スタッフ全員が専門性の高い温かい看護を提供できるよう日々努めています。
3階病棟
3階フロアは、集中治療室・救急病棟のふたつの看護単位で構成された病棟です。集中治療室は、重症患者さんや侵襲の大きい手術の術後管理、救急病棟は、救急外来と緊急入院の対応を行っています。当院の急性期を担う病棟であることを意識しながら一人一人が目標を持ち、活き活きと看護を行っています。患者さん・ご家族の思いに寄り添ったケアが提供できるよう知識と技術を向上させ、「患者さんとご家族に優しい病棟」を目指しています。
手術室
年間の手術実績は約3千件で、13診療科150種類の手術を対応しています。 患者ファースト、安全・安心・安楽な手術の提供をモットーに以下の項目に日々取り組んでいます。 手術患者さんの不安や緊張緩和のため、術前・術後訪問を実施しています。身体的、心理的、社会的背景を捉えた情報は術中看護に役立てています。 術者、麻酔科医、CE、看護師が連携し、常に手術を受けられる患者さんを尊重した対応を行うと共に、円滑な手術進行を支援しています。 看護職としてのスキルアップを目指して、勉強会・研修・部署応援の参加を積極的に実施しています。
外来
外来には1日平均717人の方が来院されます。高齢化、重症化、入院期間の短縮により病状が安定する前に退院する患者さんが増えるとともに、外来がん化学療法など外来のみで治療を行う患者さんも多くなっています。そのような中で外来看護では診療・治療を効率的に実施することだけでなく、疾病を抱える患者さんの医療機関に来院する前、帰宅後の生活状況をイメージし、さらに次の受診や入院、その先の病状の変化を予測した対応が求められます。 実際の取り組みとして、継続看護が必要な患者さんの外来受診時に症状や生活状況、患者さん本人と家族のニーズを把握し、必要な介入を行います。入院時には病棟への申し送りを行い、外来・病棟間でシームレスな看護を行えるように努めています。