独立行政法人 国立病院機構 千葉医療センター
日本医療機能評価機構認定 第JC2182号
国立病院機構 千葉医療センター アドレス
  

泌尿器科

受付時間、予約、紹介状等について

電話番号 :043-251-5323(直通)

電話予約受付時間 : 月~金曜日(祝日除く)
〇予約取得 9:00~12:00、13:00~16:30   詳細はこちら
※紹介状をお持ちの患者さんのみ
 予約が可能な診療科は、下記のみとなっておりますのでご了承願います。
 <予約可能診療科>
 呼吸器内科、消化器内科、糖尿病内科、小児科、外科、乳腺外科、
 整形外科、形成外科、脳神経外科、呼吸器外科、眼科、産婦人科

〇予約変更 13:00~15:00
ただし、時間指定のある検査(CT、MRI、超音波検査等)の変更は出来ませんので、
ご承知おきください。
なお、診療内容によっては医師や看護師に確認が必要であるため、
予約センターでの変更やキャンセルが出来ない場合があります。
その際は、掛けなおして頂くことがあることを予めご了承ください。


  • 当科を受診希望の方は紹介状をお持ちになってお越し下さい。

  • 時間帯によっては、電話回線が混雑し非常に繋がりにくくなる場合がございますので、
    少しお時間をあけておかけ直しください。

特色


 泌尿器科診療の対象となる臓器は広範囲で、男女の尿路副腎(腎・尿管・膀胱・尿道)と男性の性器・生殖器(陰茎・精巣・精巣上体・前立腺・精のう)を中心に、後腹膜(副腎・骨盤内疾患)や副甲状腺にも及びます。これらの部位におきた腫瘍・炎症・結石などの治療が主体になります。
 悪性腫瘍のなかでは、膀胱・前立腺・腎臓にできた癌の治療件数が多く、医学的根拠に基づいた標準的な治療を実践していますが、患者様の病態・生活環境を考慮したオーダーメイドな治療を実施するよう心がけております。
 近年の高齢化社会では、加齢に伴い増加する疾患の診断・治療が重要な課題です。癌以外にも、過活動膀胱や前立腺肥大症は普及活動が進み、認知度が高くなった結果、抵抗なく来院される患者様が増えました。有効な薬剤の開発や手術法の改良がなされ、当院では標準以上の治療を提供できます。

医師紹介


医師名専門分野所属学会・認定
医長一色 真造悪性腫瘍の診断・治療
尿路結石症の診断・治療
前立腺肥大症の内視鏡手術
日本泌尿器学会専門医・指導医
日本がん治療認定機構がん治療認定医
がんのリハビリテーション研修修了
医師高橋 正行泌尿器科全般日本泌尿器科学会専門医・指導医
非常勤医師櫻山 由利泌尿器科全般
非常勤医師川名 庸子泌尿器科全般
女性泌尿器
日本泌尿器科学会専門医
非常勤医師宮内 武弥泌尿器科全般日本泌尿器科学会専門医・指導医

主な疾患


1. 悪性腫瘍

  • 前立腺癌
    検診:早期発見のため、PSA検診の普及と地域連携パスの導入
    診断:経直腸的10カ所針生検、1泊2日入院(局麻または腰麻)
    検査:癌が確定したら、転移の有無を検査(造影CT、骨シンチ等)
    治療:全摘手術(開腹)、放射線(外照射)、内分泌(ホルモン)療法、化学療法(ドセタキセル等)を実施しており集学的治療が可能です。
  • 腎細胞癌
    根治的腎摘手術(腹腔鏡又は開腹)が主体、有転移・手術不能例には分子標的薬,免疫療法,姑息的放射線治療を実施します。
  • 腎盂・尿管癌
    腎・尿管全摘手術(腹腔鏡又は開腹)が主体、有転移・手術不能例には抗がん剤治療(主にGC療法:ゲムシタビン、シスプラチン併用),免疫療法,姑息的放射線治療を実施します。
  • 膀胱癌
    当科では、以下の治療を実施しています。
    (1)経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt):内視鏡手術
    (2)膀胱全摘術・尿路変更(回腸導管、代用膀胱:自分の腸管を利用して作成)
    (3)放射線治療(外照射)
    (4)抗がん剤:免疫療法
    (5)BCG,抗がん剤の膀胱注入療法

    (1)~(5)の治療を病状,全身状態などに応じて、実施します。
  • 精巣癌
    高位精巣摘除を実施、転移あれば化学療法(ブレオマイシン、エトポシド、シスプラチン等:抗がん剤がとても良く効く癌腫です)または放射線治療、後腹膜リンパ節廓清を行います。

2. 尿路結石症

  疼痛の管理,腎瘻造設,尿管ステント留置及び内視鏡を用いた結石除去手術に対応します。
  巨大な膀胱結石の場合は開腹手術を行う場合があります。

3. 尿路感染症
  軽症例は抗生剤内服で、重症例は抗生剤点滴を必要とするため入院をおすすめする場合があります。

  • 腎盂腎炎
    通常の腎盂腎炎(急性単純性)は抗生剤治療のみで治癒可能です。尿路結石を合併すると重症になりやすいため、時に尿管ステント留置等を必要とすることもあります。
  • 前立腺炎
    頻尿・排尿時痛・軽度の発熱のうちは内服治療が可能ですが、39度以上の発熱や排尿困難を伴うときは、入院加療が必要です。自力で排尿できなくなり、尿道カテーテルを留置する場合もあります。
  • 性行為感染症
    若年者のクラミジア感染症が増加しています。また薬剤耐性の淋菌も増加していますので、早期の治療が必要です。

4. 前立腺肥大症
  以下の治療を実施しています。

  • 薬物治療
    初期治療は薬物治療を行います。多くの方は薬物治療にて十分な改善がえられます。薬物治療にて改善が乏しい場合は、外科治療(内視鏡手術)を考慮します。
  • 内視鏡手術
    主として、どうしても尿の勢いが回復しない、残尿が減らない患者様を手術の対象と考えています。最新式の生理食塩液灌流による切除法を用いており、長時間でも安全な実施が可能です。入院は7日程度です。

5. 過活動膀胱

  • 薬物治療が主体です。

6. その他

  • 副腎腫瘍
    副腎は生命の維持に重要なホルモンを産生する臓器です。同部に腫瘍が発生すると各種ホルモンが異常分泌され、様々な症状が出現してくる場合があります。副腎腫瘍は現在、腹腔鏡手術で摘除することが一般的です。当院でも各種ホルモン検査,手術に対応しています。
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