がん診療について

各種がんの治療について

当院では以下の診療科でがんの治療を行っています。

• 食道がん・胃がん
  
  • 外科（食道）　/　外科（胃）
  • 消化器内科（食道）　/　消化器内科（胃）　（準備中）
• 大腸がん
  
  • 外科（大腸）
  • 消化器内科（大腸）
• 肝がん・胆がん・膵がん
  
  • 外科（肝・胆・膵）
  • 消化器内科（肝）　/　消化器内科（胆）　/　消化器内科（膵）（準備中）
• 肺がん
  
  • 呼吸器内科
  • 呼吸器外科
• 乳がん
  
  • 乳腺外科
• 婦人科のがん（卵巣がん・子宮がんなど）
  
  • 産婦人科
• 泌尿器のがん（前立腺がん・膀胱がんなど）
  
  • 泌尿器科
• 頭頚部がん
  
  • 頭頸部外科
• その他
  
  • 総合内科（血液）（準備中）
  • 脳神経外科（脳腫瘍）
  • 小児AYA世代がん
  • 希少がんの対応について
  • がんゲノム医療について

緩和ケアの提供体制

・緩和ケアの提供体制について
緩和ケアとは、病気や治療に伴う身体の苦痛や心の様々な苦痛を和らげ、社会的問題・スピリチュアルな問題に対処し、患者さんやご家族にとって可能な限り良好な生活の質(quality of life:QOL) を実現する医療です。当院では、緩和ケアチームを中心に全医療者が質の高い緩和ケアの提供をできるように心がけています。また専門的な緩和ケアの提供を目的に緩和ケア外来週２回、終末期患者さんが穏やかに過ごせるよう緩和ケア病棟を20床有しています。

緩和ケアチームの紹介

看護部（緩和ケアチーム）ページへ

地域がん診療連携拠点病院とは

　わが国のがん対策について、厚生労働省は、平成１６年度から「第３次対がん１０か年総合戦略」に基づき、各種の施策を推進し、全国どこでも質の高いがん医療を受けることができるよう、がん医療の「均てん化」を図ることを戦略目標として掲げ、地域がん診療拠点病院の機能の充実強化や診療連携体制の確保などを推進するため、「がん診療連携拠点病院の整備に関する指針」を平成18年2月に定めました。
　同指針により、当千葉医療センターは千葉県から推薦をいただき、平成20年2月8日付で千葉保健医療圏（千葉市）を担当する「地域がん診療連携拠点病院」に指定されました。
　がんに関するご相談は、専門の看護師・ソーシャルワーカーがお受けいたします。「地域医療連携室内がん相談支援センター」へご連絡下さい。当院の緩和ケアチームがサポートします。

がんに関する情報は、国立がん研究センターがん対策情報センターから検索できます。
（下の「がん情報サービス」のバナーからリンクします）

当院ではセカンドオピニオンも実施しております。

がんに関する情報の二次利用について

◆ 院内がん登録とは

がんと診断された患者さんの基礎的なデータを病院として集積し、がん診療の実態を明らかにするしくみです。「がん登録等の推進に関する法律」では、がん診療に重要な役割を担う施設での努力義務とされています。 院内がん登録は法律に基づき各施設において実施され、毎年、国立がん研究センターに氏名などの個人識別情報を削除した上で提出、全国の病院における診療件数などの集計が報告書として公表されています。 院内がん登録についてお知りになりたい方は、以下のURLあるいは2次元バーコードを使って「がん情報サービス」をご覧ください。

◆ 院内がん登録３つのメリット

1.病院ごとの特徴や課題が明らかになり医療の質向上や研究の資料になる
2.国や地方公共団体ががん対策を計画・実施する際の根拠となる
3.集計を使って受診先選択の参考とすることができる

◆ 院内がん登録全国収集データの二次利用について

国立がん研究センターに提出された院内がん登録データは報告書を作成するだけでなく二次利用として
①データのより詳細な集計や研究解析を行って実態を検討する
②全国規模で対象を選び病院からアンケートをお送りして意見をうかがうなどの活動を通じて、国全体で、より良いがん医療、がん対策に役立てることが期待されています。

これらの二次利用は定められた審査を経て行われるものですが、もし自分に関する情報が二次利用に使われたくない場合は当院の窓口へお申し出ください。お申し出により診察や治療が不利になることはありません。データの管理や制度の詳細は国立がん研究センターがん情報サービスをご覧ください。必要に応じお問い合わせフォームもご活用ください。

なお、上記は全般の情報ですが、個別の研究については、各研究者の所属機関における倫理審査委員会の指示に従い情報公開等を行います。

・当院窓口：　医療情報管理室内がん登録室

院内がん登録について　
https://ganjoho.jp/public/institution/registry/hospital.html

がん情報サービス お問い合わせフォーム　https://contact.ganjoho.jp/form/pub/ganjoho/contact

緩和ケア研修会
（地域がん診療連携拠点病院）

• 開催日
  令和６年９月７日（土）
• 研修対象
  がん診療に携わる医師，歯科医師，看護師、薬剤師等の医療従事者
• 開催場所
  独立行政法人国立病院機構千葉医療センター内
• 案内
  案内はこちら
• 申込書
  申込書はこちら

緩和ケア研修会修了者一覧　（R4年4月1日現在）

当院の緩和ケア研修会修了者はこちら（PDF）

千葉県内の診療連携拠点病院

千葉医療圏の緩和ケア病棟

千葉市内の関連施設

■　在宅診療所等　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ◎⇒緊急入院体制連携協力診療所

■　訪問看護ステーション

千葉市以外の医療機関一覧はこちら（PDF）

院内がん登録件数等

■部位別治療別件数（2021年度）（PDF）

■部位別治療別件数（2020年度）（PDF）

■部位別治療別件数（2019年度）（PDF）

■部位別治療別件数（2018年度）（PDF）

診療・サービスの向上にむけた取り組み

当院では、標準治療をベースとした高度ながん医療・サービスを提供しています。さらにPDCAサイクルの概念を取り入れ、医療・サービスの質の向上を目指しています。

PDCAサイクルとは、Plan（計画）→Do（実行）→Check（評価）→Act（改善）の４段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する手法です。

PDCAを円滑にすすめるため、専門の委員会（クオリティマネージメント委員会）を立ち上げ検証を行っています。

がん診療均てん化のための臨床情報データベース構築と活用に関する調査について

【調査の目的】
本調査は、日本全国で標準的ながん医療が普及することを目指して、がん医療の実態を把握するためにおこなわれています。また、集計・分析の結果が還元されることで当院でのがん医療の質を把握し、向上させることも目指しています。

【調査に使用する内容】
2021年に当院でがんと診断された患者さん、がんに関する治療をした患者さんの年齢・性別や病名、手術等治療に関する情報を提供します。
提供先は国立がん研究センターがん臨床情報部　QI研究事務局です。

→国立がん研究センター

提供する情報には個人を特定するものはありません。また、暗号化通信により提出し、データを取り扱う担当者は制限されています。
担当者は「個人情報保護法」「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」を遵守します。

【データ提供への不同意】
本調査に、データを提供されたくない場合は下記までお申し出ください。そのことで日常の診療等において不利益が生じることはありません。
なお、調査結果が公表された後に、不同意を表明することはできません。

問い合わせ先：医療情報管理室内がん登録室　TEL：０４３－２５１－５３１１

関連リンク